2022年7月2日土曜日

蘭字展@浜松・平野美術館

先週、浜松の平野美術館で開催中の特別展「蘭字~横浜開港と近代日本の輸出ラベル~」を見てきました♪

私が初めて蘭字を知ったのはこの平野美術館。
2012年に、やはり蘭字の特別展がここで開催されていた時でした。
蘭字研究家の井出先生の講演会も拝聴し、とても感動したことを覚えています。(もう10年も前なんですね!!!)

蘭字展は、2012年のあとも静岡県内では、

2015年 フェルケール博物館で

2020年 フェルケール博物館で

2020年 茶の都ミュージアムで

開催されてきました。

幕末から明治にかけて、日本が海外へ輸出した商品の二大メインは、生糸と茶(緑茶、紅茶)でした。

輸出品には木版多色刷りの商標ラベルがつけられ、それを「蘭字」と呼んでいました。
ラベルを作っていたのは、浮世絵制作工房。浮世絵の見事な技術が、ラベル製作に生かされています。
さまざまなデザインがあり、それらを見ているだけでも楽しいです。


 




↑ これが、今回の蘭字展のリーフレット。輸出用茶箱の形に、リーフレットが切り取られていて、手がかかっています!!!デザインも美しく、このリーフレットは保存版!!!!







館内の撮影もオーケーでした。歳のせいか、すぐに忘れてしまうので( ̄▽ ̄;) 撮影オーケーはありがたいです。
それにしても、100年くらい前のラベルが残っているというのは、奇跡的。
色もあせておらず、美しい!!!日本人の当時の技術もかいまみられて、しばしうっとりと見入ってしまいました。




スコットランドの国花であるアザミ。アザミものにはつい目がいってしまう私。
アザミが描かれた蘭字のポストカードと、ラベルが貼ってあるお土産用の紅茶があったので、購入しましたよ~(*‘ω‘ *)

お茶だけでなく、絹のラベル、そして横浜絵もあわせて展示してあり、絵やデザインから、当時のことが想像されて、とてもおもしろかったです。

平野美術館さんが所蔵している紅茶のラベルは、拙書『紅茶をめぐる静岡さんぽ』(マイルスタッフ/現在売り切れ)でも使わせていただいており、その節は大変お世話になりました<(_ _)>

蘭字展は、2022年8月14日(日)まで開催していますので、ぜひご覧になってみてくださいね。


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