2023年3月22日水曜日

人間と同じ大きさのお雛様

ガソリン代をかけてはるばる玉露の里まで行くので、「大旅籠柏屋」に寄ってきました。

東海道五十三宿場の内、江戸日本橋から数えて21番目の宿場町「岡部」。その岡部宿の大旅籠として、多くの旅人が疲れを癒した「柏屋」。読み方は「かしばや」です。




現存する建物は国の有形登録文化財に指定。約180年前に建てられた、3代目の建物。初代、二代目は焼失したのだそうです。当時の屋根は杉板や杉皮だったのですが、明治時代に屋根を急勾配にし、瓦屋根に替えたとのこと。

現在は歴史資料館として公開されています。入場料がいるので、中に入ったことはなく、今回は以前から見たかった”ひなまつり”が行なわれていた時期だったので、入館料を払って見てきました。

ここのひな人形はちょっと他とは違っています。
人間と同じ大きさ、等身大の雛人形の5段飾りなのです。






静岡県内のテレビCMではおなじみ、”人形の好光”が製作したものだそうです。
2代目好光人形師が、自らの技術向上のために等身大雛人形の製作を思い立ち、昭和40年から、4年をかけて完成。


写真の、右下に見える小さな人形が、普通の大きさの人形です。比較するとどれほど大きいか、わかりますね。
実際に目の前で見るとすごい迫力です。


左側に座っている人形(人形です(^^;)は、弥次さん喜多さんと、宿のおかみ(?)。
いつもなら、この建物の入り口に座っていますが、ひな人形の時期にはここに座り、入館者と一緒に等身大のひな人形を見ているんだとか。
(通常、ここは台所)

弥次さん喜多さんはお話の中では岡部宿には泊まっていませんが、東海道を旅していますね。令和2年、『日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅』が日本遺産に認定されたそうです。


もうひとつ、岡部宿の山内家に伝わった江戸時代の雛飾り一式も展示されていました。これはかなり貴重なものだそうです。
京都御所内の御殿をかたどった建物3棟に40体以上の雛人形を配しており、当時これだけの雛飾りを持っていた山内家は相当な豪商だったと思われます。
(暗くてあまりいい写真が撮れなかった)

東海道53次のうち、現在の静岡県内には22次の宿場があります。浮世絵に描かれた当時の様子をうかがえる風景が残っているところも。
テレビで、53次を弥次さん喜多さんの姿で、歩いて旅する、っていう番組がありました(ヒルナンデス!だったかな?)。大変そうでした(@_@)

現代は便利な乗り物もあって、旅も本当に楽ですよね。
コロナもだいぶ落ち着いてきているので、私もこれから時間を見つけて旅行したいと思っています。6月には、一泊二日の軽井沢ツアーを計画中です。決まりましたらアップしますね。


***お茶会のお知らせ****
浜松でのお茶会は告知前に満席をいただいております。ありがとうございます。
掛川市大多郎のサロン&カフェSerendipityさんでのお茶会はまだ空席がございます。


5月13日(土)13:30~15:00
「キューガーデンと英国王室」
静岡市美術館で「おいしいボタニカルアート 英国キュー王立植物園」開催応援企画♪
参加費:2,700円(紅茶&お菓子付き)

6月10日(土)13:30~15:00
「ウィリアム・モリスと植物」
参加費:2,700円(紅茶&お菓子付き)

7月8日(土)13:30~15:00
「マリー・アントワネットと花」
参加費:2,700円(紅茶&お菓子付き)

満席になる前にお申込みはお早めに♪
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