フリーライター奥田実紀のブログ: ネモフィラのじゅうたん＠ガーデンパーク

20日、浜名湖ガーデンパークのネモフィラを見に行ってきました！間に合いました！
毎年、行きたいなと思いながら、行けずに終わっていて。今年もまあいいか～と思ったりもしていましたが(^^;、ガーデンパークのインスタを見ていたらまだ咲いている！しかも今日はいい天気。仕事は午後からだから今行こう！と思い立って行ってきました。

ネモフィラのじゅうたんは、写真のこの一角だけです。
有名なひたち海浜公園には及びませんが、これでも十分です。
今年はネモフィラさんはのろのろ開花だとのことで、今が満開でした。

白いネモフィラとの競演。白とブルーって、なんとも言えない調和感と清潔感があります。

私は春を告げる「オオイヌノフグリ」が大好きなので、それと似ているネモフィラも大好きでしたが、ネモフィラって、こんなに市民権を得るほどの花ではなかったですよね？
地味といえば地味だし、野生の花っぽいし。

ひたち海浜公園も、春といえばポピー、秋はコスモス。ネモフィラはどちらかというと脇役の花だと言っています。それがなぜネモフィラを植えることになったのか。
青い空、海も見えるこの公園をブルーに染めたい、とのスタッフの声から、ネモフィラが選ばれたのだとか。それが2001年ごろだったらしい。

なるほど、ネモフィラが、ということではなく、春に咲くブルーの花、ということで白羽の矢が立ったわけですね。
すぐには話題にならず7年くらいかかったとのことですが、今やネモフィラ渋滞が起こるくらいに有名になったんですものね。

ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属（Nemophila）。和名はルリカラクサ（瑠璃唐草、学名：Nemophila menziesii）。

ガーデンパークに植えられているネモフィラは、ネモフィラ・メンジェシー（インシグニスとも呼ばれる）という、たくさんあるネモフィラの種類の中でも代表的なもの。

↑　こちら、パーク内の別の場所の花壇に植えられていたネモフィラ。手前の班入りが珍しいですね。この班入りはファイブスポットと呼ばれているネモフィラ・マクラータ。５スポット、５つの点が入るということですね。

私の好きなオオイヌノフグリですが。
オオバコ科クワガタソウ属です。同じ科ではないのですよねー。

この「オオイヌノフグリ」という名前。今放映中の朝ドラ『らんまん』のモデルになった植物学者・牧野富太郎が発見して命名したのだそうです！

日本に古くからある在来種「イヌノフグリ」に似ていて、その花より大きい花だったから「大」をつけた、と。この間の放送でも「え？そんな簡単に名前を？」みたいなセリフがありましたが、ダイレクトにつけることが多かったようですね(^▽^;)

しかも、「フグリ」って、犬の陰嚢(いんのう)のことだって！（フグリとつけたのは富太郎ではないけど、男性がつけたのは間違いないね(^▽^;)）　果実の形が似ているから、とのことですが、現代人が見たらハートの形って認識するだろうなー。