2018年9月25日火曜日

手塚治虫記念館に行ってきました♪

昨日、「西宮市大谷記念美術館」を訪れたことを書きましたが、もう一か所、行きたいところがあったので、午後はそちらへ移動。

行きたかったのは「宝塚市立手塚治虫記念館」です♪ 

手塚治虫さんは、5歳から24歳までの約20年を宝塚で過ごしたそうです。 


宝塚駅から「花のみち」を歩いて約10分。
ふと気づくと、道路に手塚治虫の絵がはめこんであるではありませんか! 

マンホール好きの私、”下を向いて”歩いていて、よかった~~うれしい発見です♪ 








 
入り口では、大好きなリボンの騎士と、アトムがお出迎え♪ 
天井には手塚治虫が生み出したキャラクターがずらっと。
写真撮影OKとのことなので、撮らせていただきましたよ~。 








 
漫画、アニメが好きな人々の間では巨匠ともいわれる手塚治虫。

私も小さい頃、手塚治虫さんのアニメを見て育ちました。
漫画は「海のトリトン」と「ユニコ」(今はなきサンリオの漫画雑誌「リリカ」に連載されていて私はリリカを購読してたんですよ♪)は好きで読みましたが、他は、もっぱらアニメで親しみました。 

ふしぎなメルモ」は、みるみる大人になっていくメルモちゃんの姿に、子ども心にドキドキ、恥ずかしくて直視できなかった思い出があります。

理屈抜きに好きだったのは「リボンの騎士」。
ジャングル大帝」もよく見ていたけれど、やっぱりリボンの騎士だなあ~。 

ブラック・ジャック」は、子どものときはなんだか怖くて、大人になってから新装版(?)アニメで、息子と一緒に観ました。

子どもの頃はわからなかった、ブラック・ジャックの真意がわかって、ヒーローになりましたね。 

女の子から男の子、大人に至るまで、さまざまなジャンルの漫画を描き続けるというのは、並大抵のことではないです。

今更ながら、手塚治虫の偉大さを知った次第。 

この記念館で何よりうれしいのは、手塚治虫の漫画が自由に、好きなだけ読めるライブラリーがあることですが、休日ということもあり、人でごったがえしていて、落ち着かず、カフェでお茶して、ざっと建物の中を見るだけで帰ってきました。

行くなら平日のすいている時ですね。 


カップもスプーンも手塚治虫さんのアニメ柄。かわいい(*^^*)

記念館に向かう途中には、宝塚音楽学校もあり、ランチを食べたお店では歌劇団のみなさんの写真や、サイン色紙がいっぱい飾ってありました。


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2018年9月24日月曜日

ボローニャ国際絵本原画展を観てきました♪

スシーラ・ティーさんでのタータン・セミナーまで時間があったので、「西宮市大谷記念美術館」へ行ってみました。

『2018 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』を開催していたので、これは!!観たい!!と、かけつけました。 

最寄りの駅から歩いて約10分。重い荷物を持っていたことと、暑かったため、もう少し駅に近かったらなあ、と残念でしたが…(;'∀') 


 
閑静な住宅街にあるこの美術館は、もとは故大谷竹次郎氏(元昭和電極社長・現社名SECカーボン(株))の邸宅だったそうです。

西宮市に土地建物、美術作品を寄贈したことで、美術館として一般に公開されるに至ったとのこと。 

何より印象的なのは、ロビーの大きなガラス窓の向こうに、一幅の絵のようにひろがる日本庭園。

座って、ずっと眺めていたくなる落ち着きと安らぎがあります。
庭は散策が可能で、点在する石灯籠や五重塔、そして赤石や青石といった巨大な庭石は大谷竹次郎自身が集めたものだとか。 


 
さて、私の目的の『ボローニャ国際絵本原画展』では、イタリアのボローニャで毎年開かれる児童書専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で行われる、世界最大級の絵本原画コンクールの入選作品をすべて見ることができます。 

「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は1964年から続く、世界で唯一の児童書専門の国際見本市として名高く、出版に携わっていれば必ず耳に入る有名なイベントです(一度行ってみたいと思っているのですがチャンスがなく…)。

私の『すてきなタータンチェック』を出版してくださった福音館書店さんは、毎年行かれていて、今年2018年は、日本の出版社では初めてとなる「最優秀児童書出版社賞(Best Children's Publishers of the Year)」をアジア部門で受賞されました!!!

本賞は、前年の出版活動において創造性などが優れているとされた出版社に授与され、アフリカ、中南米、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの6つの地域からそれぞれ1社が選ばれ、福音館書店さんはアジア部門での受賞でした。 

ボローニャでの絵本原画コンクールで入選することは、世界各地のイラストレーターの夢でもあり、勲章でもあります。

すでに絵本として発表された作品も未発表のものも、すべて平等に審査されるからです。
今年は約70カ国3053作品の応募があり、日本人10名を含む25カ国77作家(うちユニット3組)が入選しました。 

どれも個性的で、力のあるすてきな作品でした。
なんだか、私も絵を描いてみたくなります(絵を描くことは実は大好きなんです(^^; 特にパステル)。

絵もそうですが、お話も、絵を見ていて沸いて出てきそうでした。
想像力(および創造力)を掻き立てられるというのは、こういうことだな~と、実感しました。
入選作すべての展示は本当にありがたく、見ごたえも十分、満足感でいっぱいです。

2018年9月22日土曜日

タータンセミナー@兵庫 スシーラ・ティーさん

神戸ファッション美術館での『タータン展』でセミナーをさせていただいたことを書きました

その翌日は――西宮市の紅茶教室「スシーラ・ティー」さんで、タータンのセミナーをさせていただきました♪ 

7月には、赤毛のアンのセミナーをさせていただきまして、今回は違うテーマでまたお世話になりました。

二日間で3回のセミナー。
3回とも満席で開催できて、本当にありがたく、うれしかったです。 

なんと、東京からはるばるいらしてくださった方もいらっしゃいました! 
前日の、ファッション美術館でのセミナーを聞かれた方が、もう一度お話が聞きたいとこちらにもご参加くださったことも、光栄で涙が出そうでした。 


少人数制ならではの内容でさせていただきました。
スシーラさん手づくりのスイーツと、紅茶でのティータイムも魅力です(#^.^#) 


 
スコットランドの紅茶メーカー「メルローズ」の紅茶2種、スイーツは、スコットランドのお菓子「クラナハン(クラナカンともいう)」。 

お話したいこと、見ていただきたいものはたくさんあり、2時間でも足りなかったです。 
スシーラさん、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)> 

実は、スシーラさんではあと一回、10月に「日本産紅茶」というテーマでセミナーをさせていただくことになっているんですよ~。 

日時は…10月7日(日) 19:00~ →台風のため、延期となりました。詳細は後日。 
            10月8日(月・祝) 11:00~/ 14:00~ →台風のため、延期となりました。詳細は後日。 

日本全国で実は相当な数の紅茶が作られています。
10種類ほどの日本産紅茶をテイスティングして頂く予定です! 

産地によって&生産者によって味わいの違う、奥深い日本産紅茶の世界をお楽しみに~!

2018年9月21日金曜日

タータン展@神戸で講演させていただきました♪

2018年9月15日(土)、待ちに待った『タータン展 ~スコットランドからの贈りもの~』が、神戸ファッション美術館で、開幕になりました!! 

日本初、おそらく世界でも初となる、大規模な展覧会です。

単なる模様、ファッションの一つとしてしか見られていなかった”タータン”が、美術館という公の施設で扱われるということ自体が、今までなかったと思います。 

私のタータンの本を読んでくださった企画会社の方が、タータンの展覧会をやりたいと思っているのですが…と、ご連絡をくださったのが3年前。

タータンが取り上げられるなんて、それだけでうれしかったから、なんでも協力します、がんばります!と即答しました。 

あれから3年…… かなりの難関があり、展覧会に慣れていらっしゃる企画会社の方もさすがに青ざめていたこともありました。 

しかし、多くの方のご協力と強い思いのおかげで、タータン展が開幕に至ったこと、本当に感慨深く、胸が熱くなりました。

私は裏方としてお手伝いさせていただきましたが、何かを作り上げることが大好き(だから本を書いているのですが)であり、携わったことのない大きなイベントでもあり、こんなふうに進行していくんだな~とか、展示品の基準はそうなんだ~~とか、たくさん学ばせていただき、楽しかったです。 



 
開幕の前日14日には、オープニングパーティがあり、報道関係者をお呼びしての式典、そして、神戸松蔭女子学院大学の生徒さんたちのタータンファッションショーも開催されました!

若い女の子たちが自分でデザインしたタータンの衣装を発表される姿は会場に華やかさを加えてくれましたよ♪ 
神戸ファッション美術館の入り口には、その衣装の何点かが展示してあります~。 



 
タータン展って、何が展示してあるんだろう?と思いますよね。

タータンの衣装はもちろん、タータンができあがるまで、タータンはどうデザインされるのか、タータンは歴史と大きくかかわっているのでその歴史を知ることのできる絵画や風刺画、日本のタータンの流行の変遷など、さまざまな角度からの展示品があります。

へ~~これがタータンなんだ~~と、きっと、興味を持っていただけるはず。

素敵なフォトスポット↓も用意されています!! 



 

神戸新聞社さんが主催のため、13日の神戸新聞には、見開きでタータン展のご案内が!!!これはすごすぎる~(≧▽≦) 


 
私は、オープニング初日に記念講演会をさせていただきました(#^^#) 

人数が集まらなかったらどうしようと心配していましたが、ほぼ満席状態で、たくさんの方が聞きに来てくださいました。

遠くからかけつけてくださった方もいらっしゃいました。
お友達が来てくれたことで、私の緊張はだいぶほぐれました。ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)> 

タータン展は、神戸ファッション美術館を皮切りに、現在のところ、全国5か所での巡回開催が決定しています。

神戸ファッション美術館が先頭を切ったのは、何よりもよかったと思います。 

神戸はヨーロッパ航路の玄関口として発展し、スコットランドとのゆかりも強い場所。
加えて、神戸はファッションの街としても有名です。 

そしてそして!
神戸には、神戸を象徴するイメージデザインとして、産官学が一体となって推進している「神戸タータン」があります。

神戸タータン協議会の方がタータン展に全面的に協力してくださったことも、タータン展の流れを大きくしてくださったと感じます。

グッズコーナーには、神戸タータングッズもたくさんありますよ~。
鮮やかなブルーがさわやかなタータンです。 

今回、タータン展オリジナルのミント・タータンがデザインされました。
こちらは淡いミントの色が、やさしく、かわいらしく、女性にはたまらない柄になっていると思います。
グッズコーナーも、充実していますよ~。 


ぜひぜひ、ご来場くださいね。

タータン展は今後、三鷹、岩手、久留米、新潟と巡回します!


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2018年7月21日土曜日

英国ファンタジーツアー日記 その20(最終回)












無事に12時前にはホテルにつき、荷物もまとめて、歯も磨いて(笑)チェックアウト。

ロビーでツアーのみなさんと一緒になり、バスでヒースロー空港へと向かいました。
バスの中でみなさんがどこに行かれたのか聞いたり、自分の行ったところを話したり。

ガイドさんからは、出国手続きについての詳しい説明もありました。 
今回私は、ウェッジウッドでお買い物をしたので、付加価値税(VAT)という、消費税の還付手続きができます。
イギリスの消費税は20%と高額なので、少しでも戻ってくるなら(全額は戻りません)、申請したほうがいいです。

お店によって、最低購入価格が違いますが、だいたい50ポンド以上買い物すると還付申請ができるので、買ったお店で「VAT還付申請用紙(VAT FORM)」をくださいと言って、もらいましょう(空港ではもらえません)。
言わないとくれないお店もあるのでご注意を! 

とはいえ、還付手続きのカウンターはいつもとても混んでいて…今回も時間までに順番が来ない可能性があり、どうしようか迷いましたが、なんとか間に合いました。

これは自己責任なので、還付手続きに並んでいたから遅れた、という理由は通用しませんし、飛行機の時刻が迫っているから先にやってほしい、という要求も通用しません、ひたすら順番です…( ;∀;) 

搭乗開始時刻までは自由時間で、みなさん、お土産などを買い物されていました。

私は、一度行きたいと思っていた、フォートナム&メイソンのカフェで休みました。
ランチを食べていなかったので、ウェルシュ・レアビットを注文。
これはウェールズ料理で、チーズにビールや調味料を加えたレアビットソースをトーストにのせて焼いた、いわゆるチーズ・トースト。 

「レアビット」とは、うさぎの「ラビット」がなまったものらしく、語源には諸説ありますが、1500年頃、貧しい農家ではうさぎの肉が高価なため手に入れることは困難で、チーズをトーストの上にのせて食べたのがはじまりとか。
1785年にはレストランで提供が始まったとのことです。
私的には、初めて食べるので、どきどき。 



 
そして、これ、超おいしかった!チーズが濃厚~~。はまりそうです~~。
チーズが濃すぎて、この半分で、もう、おなかにたまりました。
残せばよかったのですが、高価だし、もったいなくてがんばって完食。

これがあだになりました…。
というのも、飛行機が15:45発なので、すぐには料理は出ないだろうと思ったら、しばらくして料理が出てきたんです…(-_-;) 

ウェルシュ・レアビットは、お持ち帰りにすればよかったなあ。 

機内で楽しみなのは、映画です。
今回は観たかった映画が4本も観れました! 

・ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 
・パディントン2
・ピーターラビット(実写版) 
・グッバイ・クリストファー・ロビン(「クマのプーさん」の原作者A・A・ミルンと息子クリストファー・ロビンがつむいだ物語誕生秘話) 
*これは日本では未公開みたいですが、10月にDVDが発売されるそうです。 

クマのプーさんといえば、ディズニーが実写版の映画を作ったそうで。『プーと大人になった僕』。クリストファー・ロビン役はユアン・マクレガー。これも観たいな。


2018年6月7日(木) 11:30頃、無事に成田空港に到着。 

一週間に渡る英国ファンタジーツアーは終了しました。
今回も、すばらしい参加者さんに恵まれ、病気もケガもなく帰ってこれたこと、おかげさまです、ありがとうございました。

またこのようなテーマでツアーが企画されるかはわかりませんが、ご希望の声をいただきましたら検討させていただきますので、どうぞ、声をお寄せいただけましたら幸いです。 

20回にわたった英国ファンタジーツアー日記はこれで終わりですが、引き続き、私のブログをご愛読くださいね。
ブックマーク、あるいはお気に入りにご登録いただけますと幸いです。

2018年7月20日金曜日

英国ファンタジーツアー日記 その19(ロンドン)













2018年6月6日(水)ツアー7日目、最終日。 

今日もいいお天気です!
ロンドンで雨に降られなかったのは、今回が初めて。
本当に天気には恵まれました(暑かったけど)。 

今日は午前中がフリータイム。
12:30にホテルを出発して空港へ。15:45の便で日本へ帰国します。 

ホテルのチェックアウトタイムは12時までなので、12時前に帰ってこれれば荷物は部屋に置いていけます。
歯も磨きたいので、がんばって12時前にホテルに戻れるよう、計画しました。 

まずはお気に入りのテンプル駅へ。このあたりの街並みがとても好きです。
朝早いのでどこも開いてませんが(^^; 
仕事へ向かう人々の喧騒を感じるのもなかなかですね。 



こちら↑は、ハリー・ポッターの映画で、グリンゴリッツ銀行の外観として使われた「オーストラリア大使館」。 



写真の左のほうに、ちんまりと収まっている小さな白いビルが見えますでしょうか。
これが紅茶のトワイニング社。 
 ここからバスで、セントポール大聖堂へ向かいます。 



前回ここを訪ねたのは夜で、おまけに雨も降っていたので、今日はこんなに天気がよくてラッキーです。

セントポール大聖堂も、ハリー・ポッターの映画のロケがされました。
トレローニー先生の占い学の教室に続く幾何学的な階段はこの聖堂だそうです。
すでに見学希望者の長い列ができていたので、時間がかかるかなと思って、見学は諦めました。 


 
ここから歩いて川のほうへ。「ミレニアム・ブリッジ」↑があります。
この歩行者専用の橋も、前回来たのはセントポール大聖堂と同じ日、夜で雨でした(^^; 
ハリー・ポッターの映画で、死喰い人に攻撃された橋がこれです。 



テムズ川。お日様の光でキラキラ~♪ 
向こうに見えるのは「タワーブリッジ」。 

さて、このあとが本番です。今日の一番の目的地「Ragged School Museum」へ向かいます。

Raggedとは、みすぼらしい、ぼろを着た、という意味。つまり、昔、貧しい子供たちのための学校だったところが、博物館になっていんです。

こちらは開館日が限られているので、あらかじめ、今日オープンするかどうか、ちゃんと確認しました。
駅から10分くらい歩くので、ここでもホテルのhandyスマホが活躍してくれ、迷わずたどり着けました。 

オープンは10時。ホテルに遅くても11:45には帰っていたい。
ここからホテルまでは、歩く時間も含めると1時間はかかります。
そうなると、40分くらいしか、見学時間がありません。

オープンと同時に入れるよう、10分前には到着。
日陰で待っていると、スタッフが到着(遅い出社だな(^^;)。
「もう入れる?」と聞くと、「まだよ。10時オープンだから」と言われました。
気持ちは入れてくれ~~と必死に焦っているのですが、10時を待つしかありません。 


 
10時きっかりに中に入りました。 
ここは、医者で博愛主義者のトーマス・バーナードが設立した、貧しい子供たちのために無料で教育をほどこす学校です。

バーナードはアイルランドから医者になるためにロンドンに来た際、子どもたちの育つ環境の劣悪さに愕然としたそうです。
学校は1867年に始まり、1908年まで続きました。
この学校は、彼の慈善活動の第一歩でした。 


 
当時、貧しい子供たちにも教育を受けさせようという動きは活発で、そうした目的で作られた学校の中でも、バーナード博士のこの学校の生徒数は最大だったそうです。
貧困層がこの地域に多く住んでいたこともあるでしょう。 

教育だけでなく、食事や、最低限の医療もほどこしていたようで、バーナード博士の名は海外にまで知れ渡っていました。 

実は『赤毛のアン』にも登場するんですよ。
マリラが、隣りの州の孤児院から孤児を引き取ることにした話をリンド夫人にした場面。
マシユウは最初”故国イギリスの孤児院の子はどうだろう”と持ち掛けたのだが、自分はいやだと言った、ロンドンの町中をうろついている浮浪児みたいなのはごめんだ、せめてカナダ生まれの子にしてくださいと言った、とマリラが言います。

ここは原文だとMatthew suggested getting a Barnardo boyとなっています。
バーナード・ボーイというのは、バーナードが1870年に設立した男子孤児院の子ども、という意味でしょう。 

バーナードは、子どもたちが大きくなって自立できるよう、大工仕事や靴磨きなどの技術も教えましたし、カナダやオーストラリアなどの、イギリス連邦に属する新しい土地でよりよい暮らしができるように養子縁組にも関わりました。 

1873年には女子の孤児院も設立。
生涯、貧しい子供たちのために尽力しました。
1905年に亡くなるまで、バーナードは96の孤児院に関わり、8500人以上の貧しい子供たちを助けたそうです。

その意思は引き継がれ、現在「バーナード」というNPO団体となっています。
ダイアナ元妃は、生前、この団体の会長をつとめていました。 

マリラがバーナード・ボーイはいやだと言ったおかげで(?)アンがグリーン・ゲイブルズにもらわれてきたともいえますね。

『赤毛のアン』は、イギリスからカナダに移民してきた人々が作った村のお話なので、ちょくちょく、こんなふうに、故国イギリスのことが出てくるのです。 

こうした、物語の背景を知ると、より物語が深く味わえるので、私はセミナーでこうしたお話もさせていただいています。 

スタッフの方がバーナード博士のことや、当時の子どもたちの様子などを丁寧に説明してくださいましたが、いかんせん、私には時間がなく(-_-;) 

後ろ髪をひかれつつ、ホテルへと急いで戻りました。

 (その20へつづく)

2018年7月19日木曜日

英国ファンタジーツアー日記 その18(ロンドン)








アフタヌーンティーを抜け出してまで向かったのは、はい、「ワーナー・ブラザーズ・ロンドン・スタジオ メイキング オブ ハリー・ポッター」(ハリー・ポッター映画のテーマパーク)です!

今日はハリー・ポッターに浸る一日♪ 
ワーナー・ブラザーズも事前予約が必要で、前払い、キャンセルしても払い戻しはありません。

個人で行く場合は自分で予約しないといけませんが、ロンドンからの日帰りツアー(いろんな旅行会社が扱っています)に参加すれば旅行会社のほうで手配してくれます。

また、自分で手配して、自分で電車を使って行く場合との料金を比べても、ほとんど変わらないので、手間を考えるとツアーで行ったほうがいいです。

私も最初はツアーにしようかと思いましたが、ツアーだと丸一日それだけに取られてしまうという点がネックで今回はやめました。

自分で手配すると、希望する入場時刻を選べるので都合がいいのです。

私は一番最後の16時入場で予約しました。
20時閉館なので、4時間あれば十分かなと考えました(実際、その時間の予約で、私的には十分でした)。 

ワーナー・ブラザーズ・スタジオの最寄り駅「Watford Junction」までは、ユーストン駅からナショナル・レイルに乗り、特急で20分。
最寄り駅からは送迎バス(有料。現金のみ受付け、おつりは出ません)で約15分です。 


 
ナショナル・レイルはオイスターカードが使えるのですが、それを見落としてしまい、事前にチケットを買ってしまいました(ちゃんと調べないとこういう無駄足をふんでしまう…けっこうそういうことがある私)。

ユーストン駅から出る電車は特急だけでなく、各駅停車もあります。

ギリギリまでアフタヌーンティーを堪能していたので、間に合わないかもととても焦っていて、飛び乗った電車はなんと各駅停車…((+_+)) 

途中で乗り換えられるのかがわからないまま、結局各駅停車で1時間もかかってしまいました…(;゚Д゚) 
ああ、なんたる不覚…。 

そんなハプニングがありましたが、20分前(20分前までに必ず来るようにとチケットに書いてあるのです)には余裕で間に合いました。
あー、冷や汗かいた。 

ディズニーランド並みの人気アトラクションなので、チケットも早くから予約しないと取れませんし、送迎バスも一回では乗り切れないほどでした(二階建てバスなのに)。

ハーフタームということで、車内は親子連れではちきれんばかりです。 

ワーナー・ブラザーズ・スタジオは、入り口から楽しめる工夫があちこちにされているので、入る前からテンションがあがります!!パーテーションの柵もこの通り。 



 
もともとは飛行機の整備工場だったところらしく、とにかく天井も高いし、広いったらありません。

まあ、映画のセットを組めるくらい広大な場所じゃないと、撮影も無理ですものね。 

予約時刻16時になり、予約していた人たちがスタッフの指示に従って一斉に入るのですが、前座からのもっていき方が上手いっ!!
この歳になると胸がどきどきするような興奮や感動を味わうことが少なくなるのですが、私、久しぶりに「うわあああ~っっ!!!」と声を出してしまいました、鳥肌が立ちました。

すごいです、ここは想像していたよりもはるかなスケールとリアリティで人々を魅了します。
まさに、別世界、ファンタジーの世界がそこにありました。 

真っ暗な中、扉が開いて、さあ、そこは――ホグワーツ魔法学校のグレートホール! 




 
ハリー・ポッターの映画が好きな方は、絶対に訪ねることをお勧めします! 
シリーズそれぞれの撮影に使われた実際のセットが見れるんですから!

飾ってある肖像画や、置いてある薬品、教科書、道具といった細かいところまでじっくり見れるし、俳優さんたちが着ていた衣装、特殊効果の説明などなど、撮影現場の裏側まで体験できちゃいます。

もう、本当に興奮しちゃいますよ!! 
こちらはスネイプ先生の魔法薬学の教室。
さっきまで、似たような教室でアフタヌーンティーを楽しんでいたので、余計にテンションがあがります!! 


 
私、写真は撮られるより撮るほうが好きで、どこに行っても自分自身の写真はほとんど撮らないのですが、ここでは舞い上がって、撮ってしまいました(^▽^;) 
ただ、シャッターを押してくれる人を探すのに苦労しまして…みんな、複数で来ているので割り込むようにして頼みづらく…そこで気づきました、お一人様は私一人じゃないですか!!ガーン。

誰に押してもらおうかとあわあわしていたら、「シャッター押してもらえますか」と声をかけて来たかわいい女の子(大学生くらいかな?)、おおっ、お一人様です! 

喜んで押してあげて、代わりに私のも押してもらいましたぁ~~。よかった~~~。 

その後も、ポイント、ポイントで、その子と撮り合いっこしました(笑) 
意図して一緒に行動しているわけではないのですが、巡る速度がおんなじくらいだったようです。 



 
中に入る時はみんな一緒ですが、入ったあとは自由に回るようになっているので、自分のペースで、好きなだけ見れます。もう終わりかな、と思ってもまた次が、また次が…と、とにかく果てしないほど場面が展開していくのもすばらしい演出。大満足です。 

私はわりと見て回るのは早いほうですが、今回ばかりはけっこうゆっくりと見学し、たっぷり2時間かかりました。

カフェ以外に休めるところがないので、カフェで”バタービール”を飲みたかったのですが、席がなくレジにもずらっと行列ができていたので諦めました。

カフェではアフタヌーンティーをやっているのは知っていましたが、すでに取り扱い時間は過ぎていましたし、過ぎていなくても、お昼にアフタヌーンティーをいただいたうえに、またアフタヌーンティーはとても無理(-_-;)

どんなアフタヌーンティーなのか、写真が見たくて検索してみたのですが出てこず…うーん、興味あるなあ。 

帰りの電車は帰宅ラッシュにかかっていたようで混んでいましたが、今度はちゃんと特急に乗りましたよ!
ユーストン駅まで、あっという間でした。行きのあの1時間はなんだったんだ…。

夏は21時くらいまで明るいので、ホテルに帰った時もまだ明るかったです。 

かなり歩いたものの、それほどおなかもすいていないし、一人では外食もつまらないので、いつものように、日本から持参したカップラーメンで済ませました(^^; 

ツアー参加者さんからいただいた湿布を貼って、足をマッサージして、明日に備えます。 

その19へつづく)